スタイリッシュに旅を始める:仁川空港ワンワールドラウンジ徹底ガイド
今年の3月、バリ島への旅行でキャセイパシフィック航空のビジネスクラスを利用したのですが、これが最高の旅の幕開けになりました。キャセイパシフィック航空は、大韓航空やアシアナ航空が属するスカイチームやスターアライアンスではなく、「ワンワールド」アライアンスのメンバー。そのため、仁川国際空港の第1ターミナルを利用します。そして、そこにはワンワールド加盟航空会社の乗客だけが利用できる特別なラウンジがあるのです。私にとって、旅の本当の始まりはラウンジでリラックスする時間から。このラウンジは、まさに紹介する価値のある素晴らしい場所でした。さっそく中を覗いてみましょう!:)
仁川空港ワンワールドラウンジのご紹介
キャセイパシフィックのビジネスクラスを利用すると、ラウンジの招待券が2枚もらえます。1枚は仁川空港のワンワールドラウンジ用、もう1枚は乗り継ぎ地の香港で「ザ・ピア」または「ザ・ウィング」のどちらかを選んで利用できるものです。特に香港のラウンジは格別でしたが、その話はまた次の機会にご紹介しますね。
ラウンジへのアクセス
ワンワールドラウンジは、大韓航空のKALラウンジと同じエリアにあります。場所は第1ターミナルの4階、免税エリアの28番ゲート付近。ロゴが目立つのですぐに見つけられました。営業時間は07:30から23:45までですが、フライトスケジュールによって変更されることもあるので、参考までにどうぞ 🙂
ワンワールドラウンジの真向かいには大韓航空のKALラウンジがあります。ただ、大韓航空は主に第2ターミナルを使っているので、こちらはスカイチーム加盟航空会社向けのラウンジなのでしょう。第2ターミナルのKALラウンジの賑わいと比べると、こちらはかなり落ち着いているように見えました。
ラウンジへの入場
ワンワールドラウンジは、外観からして個性的。2024年1月にオープンしたばかりで、韓国では初、アジアでも2番目となるワンワールドブランドのラウンジです。新しいだけあって、デザインは洗練されていてモダン、隅々までこだわりが感じられました!
ワンワールドには、アメリカン航空、ブリティッシュ・エアウェイズ、キャセイパシフィック航空、フィンエアー、イベリア航空、JAL(日本航空)、マレーシア航空、カンタス航空、カタール航空などが加盟しています。これらの航空会社のファーストクラス、ビジネスクラスの搭乗者、またはワンワールドのエメラルド、サファイア会員の方が利用できます。
ラウンジの内部
中に入ると、スタッフの方々がとてもフレンドリーに迎えてくれて、素晴らしい第一印象でした。エントランスの近くには、手荷物を預けられるロッカーやフライト情報を確認できるスクリーンが設置されています。
ラウンジ内はシックで高級感あふれるインテリアで統一されており、素晴らしい雰囲気を醸し出しています。広さは約555平方メートルで、最大148名を収容可能とのこと。マティーナラウンジのようにクレジットカードの特典で入れるラウンジとは違い、こちらは利用者が限られているため、混雑しておらず、静かで落ち着いた時間を過ごせます。
座席は、快適なソファ席、ダイニングテーブル、プライベート感のある一人用シートなど、用途に合わせて選べるのが嬉しいポイント。大きな窓からは滑走路や飛行機が一望でき、その開放感が旅の気分を盛り上げてくれます👍
その他、会議室やシャワー施設も完備されています。印刷ができるプリンターがあるか尋ねたところ、セルフサービスのプリンターはないものの、スタッフの方のメールアドレスにファイルを送れば印刷してくださるとのこと。これは覚えておくと便利なサービスですね!
ワンワールドラウンジのフードメニュー
ビュッフェステーションには、韓国料理、洋食、サラダなど多彩な料理が並びます。ただ品数を増やすのではなく、質の高いメニューが厳選されている印象でした。一品一品のクオリティが他のラウンジより一段高く感じられ、特に私のお気に入りであるチャンチグクス(韓国風のにゅうめん)を見つけたときは嬉しかったです。もちろん味も絶品でした。メニューは時間帯や季節によって変わる可能性がありますので、あくまで一例としてご覧ください。
また、あると嬉しいカップ麺や、簡単なパン類も用意されていました。コーヒーマシン、各種ソフトドリンク、お茶、アルコール類が揃ったドリンクステーションも、他のラウンジと比べて非常に清潔で、品揃えも豊富でしたよ 🙂
シグネチャーバー
ラウンジの中央に位置する円形のバーは、まさにこの場所の象徴。特に印象的だったのが、韓国の伝統的な帽子「カッ」を逆さにしたようなデザインの照明です。韓国の伝統美をモダンに表現していて、とても美しいと思いませんか?
ジントニック、シーブリーズ、ゴッドファーザー、テキーラサンライズなど、様々な種類のカクテルやプレミアムリカーを注文できます。専門のバーテンダーがその場で作ってくれる一杯は、クオリティも非常に高かったです。
ラウンジでの食事
私たちはそれほどお腹が空いていなかったのと、機内食も控えていたので、ここでは軽めに済ませることにしました。新鮮なサラダや麺類はどれも美味しかったです。ただ、もししっかりとした食事が目的なら、先にマティーナのような他のラウンジで食事を済ませてから、こちらでゆったりとくつろぐ、という使い方も良いかもしれません。
仁川空港ワンワールドラウンジの総評
韓国初、アジアで2番目となるこのワンワールドラウンジは、その名にふさわしく、洗練されたインテリア、満足度の高い食事とドリンク、そして旅行者に必要な設備がすべて揃った素晴らしい空間でした。何よりも魅力的なのは、クレジットカードの特典では入れないというその特別感。おかげで、フライト前に静かで広々とした環境でリラックスできます。今年の9月にもキャセイのビジネスクラスに乗る予定なので、再訪が今から楽しみです。マティーナ・ゴールドラウンジに次ぐ、新しいお気に入りの場所になりそうですね 🙂